お互いが冷静になるための冷却期間……耐えられるのか不安ですよね。
特に女性心理的には、「これがずっと続くかもしれない」「もしかしたらこのまま彼と別れて
しまうかもしれない」と心配が尽きないでしょう。
今回の記事ではまず、冷却期間における女性心理の変化をご紹介します。
自分の気持ちがどのように変わっていくのか分かれば、心の準備ができるので、不安が少し軽減されるハズです。
また、その女性心理をベースにした、冷却期間の乗り越え方もご紹介します。
■そもそも冷却期間は何のために必要?
女性心理の変化を知る前に、冷却期間の必要性について改めて考えてみましょう。
あなたが「本当に距離を置く必要ってあるの?」「彼と離れるだなんて、ただただ辛いだけ……」と少しでも思っていると、冷却期間を設ける意味がありません。
それだと彼と再び連絡のやりとりをしたり、会うようになったりしても、同じことを繰り返すだけです。
そもそも「常に相手と繋がっていたい」というのが女性心理なので、冷却期間が「ただただ耐える辛いもの」になりがち。
ではなぜ距離を置く必要があるのでしょうか?その一番の理由は、お互い冷静になるためじゃないですか?
なら、そうなるような日々をこれから過ごしてください。
しばらく時間を置いて、過去の自分の感情や行動がまるで別人のように思えたことってないでしょうか。
たとえば、「私、あの時なんであんなに怒ってたんだろう?」とか「なんであそこまで泣いてたんだろう?」とか……。
その経験からも分かるように、人は時間を置くとそこそこ冷静になれるものなんです。
今は辛いかもしれませんが、自分の感情の変化を信じましょう。
辛い冷却期間が、ちゃんと意味あるものになるように頑張りましょう。
■冷却期間で女性心理はどう変化する?
では彼と距離を置くことによって、女性心理はどのように変わっていくのでしょうか。
①自分を客観的に見れるようになる
怒りや悲しみなど、激しい感情は普通長続きしないものです。
だって一週間怒鳴り散らしたとか、寝ずに泣き続けたとか、そんな経験はないですよね?体も心もついていかないはずです。
女性の感情には波があります。激しくなったと思えば、そのうち静かになる、それが女性心理です。
そして感情が激しくなるには刺激が必要です。刺激とは「彼氏の言葉」だったり「彼氏の行動」だったりします。
でも冷却期間で距離を置いていると、その「刺激」は起こらないですよね?だって話すこともないんですから。
だから彼と離れていると、冷静な女性心理が続くんです。
そしたら少しずつ自分を客観的に見れるようになり、今後彼と関係を続けていくためにはどんなことが必要なのか気づくことができるでしょう。
②彼への想いが強くなる
冷却期間で「好き」という感情が強くなることも、女性心理ではよくあります。
距離が近い時は嫌なところしか分からないけれど、遠くなるといいところが分かる。あなたもそんな経験を味わったことがありませんか?
なぜそのように女性心理が変化するのかというと、距離を置くと「目の前」で嫌な部分を実感しないからです。
なんだかんだ目の前に見えるものが全てなんです。
今までは、彼との距離があまりにも近すぎたのかもしれませんね。
だから適切な距離で関係を保つために、一度冷却期間を設けて離れることに慣れたほうがいいんです。
③彼と似た人を追いかけてしまう
あなたが彼にものすごく依存していたとしたら、こんな女性心理になることもあるでしょう。
仮に「彼なしじゃ生きられない」と思っていたのであれば、その穴を埋めるために他の人に走ります。でも彼じゃないから当然穴は埋まりません。
「それでも一時しのげればいい」と思うかもしれませんが、しのげません。むしろこれって逆効果なんです。
そもそも女性心理には男性心理と違って、貞操観念というものがあります。
なので、彼以外の人にいってしまったという罪悪感で苦しくなってしまうんです。そのため逆効果なんです。
④他に夢中になれるものを見つける
冷却期間を置くことで視野が広がり、彼以外、つまり恋愛以外の楽しみを見つける場合もあります。
距離が近いと彼のことしか見えません。でも遠いと、強制的に彼以外の情報が目に入ってきます。
たとえば普段夜にメッセージのやりとりをしていたなら、その時間をネットサーフィンに使ったり、テレビを見たり。
休日はデートじゃなくて友達と遊んでみたり。「どうせ暇だから」と1人で出かけてみたり。
そしたら意外と、「これ楽しい」って考え方に変化する。これも女性心理ではあるんです。
⑤愛が憎しみへ変わる
好きと嫌いって実は簡単にひっくり返るものです。特に女性心理では起こることもあります。
なぜなら、女性は相手に対して「察して」という期待を持っている事が多いからです。
これは女性同士のコミュニケーションが基本的に察して文化で、それに慣れているせいです。
だから「私を裏切ったくせに、距離を置いてさらに辛い思いをさせるの?」と、あなたの期待をことごとく応えられなかった彼が、途端に憎くなる……距離を置くとこんな心理の変化も起こり得ます。
無性の愛を好きな人に注げる人は多くありません。皆何かしらの見返りを求めているものです。
そのため普段から彼への期待が大きければ大きい女性ほど、彼への気持ちが憎しみに変わる可能性が高いのです。
■冷却期間にすべきことは?
ではこれからの冷却期間、どう過ごせば良いのでしょうか。あなたのために、そして彼のために次のことをしましょう。
①彼へ簡単に連絡できないようにする
彼の連絡先がすぐ目につく位置にあると、何かのはずみでつい連絡してしまいがち。それが女性心理です。
でも一度連絡したが最後、冷却期間の意味がなくなってしまいますし、「距離置くって言ったじゃん。何も分かってないな……」と彼の信頼も損ないます。
だから、しばらくは彼の連絡先やトーク画面を非表示にしておいてください。
もしくはアドレスを紙にメモでもしておいて、連絡先を消してしましょう。
また、あなたが彼へうっかり連絡してしまいそうなタイミングってありませんか?
たとえば夜寂しくなった時、お酒を飲んでしまった時など、思い当たるシチュエーションはないでしょうか。
もしあるなら、そのシチュエーションにならないように気をつけるなど、前もって対策しておきましょう。
②SNSを見る時間を減らす
誰かが幸せそうな恋愛をしている投稿を見て病む……というのも女性心理ではありがちです。
冷却期間中はとにかく心を乱されないために、SNSは封印するのが良いでしょう。
難しいのであれば見る時間を減らすだけでもいいんです。
また、「この子はいつも彼氏とラブラブな写真を上げてるな」って子はミュートにするなどして対策してください。
女性心理において嫉妬は一番やっかいなものです。嫉妬すると感情的になり、暴走してしまうからです。
冷却期間中はとにかく冷静になるようにつとめましょう。
③なぜ距離を置くことになったのか改めて考える
あなたと彼はそうする必要があるから冷却期間に入ったんです。
今は別れるための準備ではなく、関係をよりよくするためにどうすればいいのかお互い考える期間なんです。
このことを忘れないようにしておくと、ふとした時感情的になって彼へ連絡したり、「もう彼との関係はおしまいなんだ」と極端なネガティブ思考にならずに済みます。
彼との繋がりが薄くなると、どうしても不安に襲われてしまうのが女性心理というものです。
でも不安になることはありません。今はお互いのことを前向きに考えるために必要な時間だと考えましょう。
④彼と今後どうしたいのか整理しておく
「別れたくない」のなら、その理由を冷却期間中に言語化しておきましょう。
自分の気持ちと向き合い整理することによって、距離を置く期間が終わり、彼と再び向き合ったとき、落ち着いて話すことができます。
「とにかくあなたと別れたくない!」というような感情的な言葉は彼には響きません。
「○○したい」「○○したくない」「かわいい」「かっこいい」「好き」「嫌い」
……こういった感情の言葉で会話するのは女性心理ならではです。
というのも、男性は女性と違って論理的な言葉を好むからです。なぜならその方がわかりやすいからです。
男性は女性と違って「察する」ことに慣れていないんです。
あなたの気持ちを分かってもらうには、彼でも分かりやすく伝える必要があります。
それが「気持ちを整理して、論理的な言葉にする」です。
女性心理のまま彼とコミュニケーションを取ろうとせず、男性心理を理解した上で彼とコミュニケーションを取る準備をしておきましょう。
⑤彼との別れも意識しておく
ここまで冷却期間は2人のために必要だとお伝えしました。ですが、残念ながらお別れになる可能性もある、ということは頭に入れておきましょう。
別れる覚悟を少しでもしておけば、その時パニックになりにくいです。
男性は論理的なタイプが多いため、感情的になってパニックになった女性を愛せません。ただただ「理解できない」「怖い」と感じます。
また、別れるとき追いすがるよりあっさりしていた方が、男性は相手の女性に未練を残します。
彼といずれ縁を繋ぐためにも、最悪なパターンはシミュレーションしておくとよいでしょう。
■まとめ
いかがでしたか?
彼との冷却期間がどうなるか、また、これからどうやって過ごすか方向性は定まったでしょうか?
そもそも2人の関係をよいものにするために「距離を置く」というのは、どちらかといえば男性心理的な発想の対処方法です。
そのため女性のあなたは、女性心理のままではなく、男性心理を理解した上で冷却期間を過ごす必要があります。
そうしないと、距離を置く意味がまったくないからです。
彼から連絡のない日々は、疑似的なお別れのようで辛いと思います。
でも、今を乗り越えたら2人の絆が前以上に深まる可能性も高いです。
だからあまり後ろ向きに考えず、前向きな気持ちで冷却期間に挑みましょう。